ルワンダから、「甘~い」コーヒー到着!

ルワンダ A1 ブルボン アカゲラCWS _ Baho Coffee

千の丘の国と呼ばれる肥沃な丘陵地で栽培されるルワンダコーヒーは、その品質水準の高
さで、近年のスペシャルティーコーヒー市場で、ゆるぎない定評を受けています。

そのルワンダから、ブルボン種100%のシングルオリジンコーヒーが到着しました。滑らかな口当たりで、コクと甘みを感じる、フルーティーなコーヒーです。浅煎りではさわやかな酸味でジューシーな甘さが際立ちます、中煎りではマイルドでクリーミーな甘み、飲み終わっても余韻が後を引き、もう一口飲みたくなります。シングルオリジンのエスプレッソとしてもおすすめです。

推奨焙煎度:シティロースト(中煎り)、ハイロースト(浅煎り)

品種Bourbon ブルボン
精法Fully Washed
産地Akagera CWS Nyamasheke District Western-Kivu Province
標高1,535 – 1,900m
価格生豆税込み125g 1,000円、250g 1,900円
CWS:コーヒーウォッシングステーション、コーヒー豆水洗場の略です

Baho Coffee ~ Bahoが持つ深い意味

ルワンダ国内異なるポテンシャルを持つコーヒー生産エリアに10箇所、隣国のブルンジに2箇所のウォッシングステーションを所有・運営し、小規模生産者がつくったコーヒーを世界各国に販売しているBaho Coffee。チームメンバーは、生産者も含めて10万人以上。コンゴ民主共和国では、ビジネスパートナーとして最適な精製を理解し、実現する手助けもしている。生産者の技術向上を目指したプログラムやマネジメント力を高める仕組み作り、生産者の暮らしをサポートするようなプログラムも提供している。たとえば、コーヒーの収穫期を前に、授業料や健康保険の費用、事業資金を用意できないといった状況に陥った生産者が助けを求めてきた際は、彼らに資金援助を行うという。

創業者は、ルサティラ・エマニュエル。大学でエンジニアリングや農村開発、農業ビジネスを学んだ後、世界各地に拠点を構える大手の多国籍コーヒー輸出会社で働くこと12年。「おいしいコーヒーを作っているのに取り残されているルワンダの小規模農家の力になりたい」という情熱に駆られて、2017年にBaho Coffeeを設立した。

Bahoは『強くあれ』『諦めるな』という意味を持つルワンダ語だ。たとえば生きることに苦しんでいる友人や、惨めな思いを抱き、下を向いている見ず知らずの人を励ますためにかける言葉なのです。その言葉を社名に用いた背景には、彼自身が絶望の底から這い上がってきた歴史がある。

1994年に起きたルワンダでのジェノサイド。ツチ族とフツ族の対立が激化し、わずか100日間で100万人ほどの国民が殺害されたのである。その中には、エマニュエルの両親と末っ子の弟も含まれていた。

ルワンダには、長男は家族の長になるべしという文化がある。15歳にしてその責任を背負ったエマニュエルは、家族を養うためにレストランの掃除や荷運びなど、さまざまな仕事をするようになった。かろうじて学校には通えたが、制服はおろか、靴を洗う石鹸すら買う余裕がなかった。

19歳で中等学校(いわゆる高校)を卒業したエマニュエルは、大学に進学する前に中等学校の教師として4年間働いていた時期がある。給料は家族を養うための生活費に消えていったが、安定した収入源を確保できただけでも「夢のような暮らし」だった。4年間で稼いだ金を元手に、家族が暮らすための新しい家を500ドルで建てたのは、23歳のときだ(月給は約25ドル)。

「これまでの人生で私は2度自殺しようと考えたことがあります。長男として家族を守っていかなければならないという重圧に飲み込まれそうになったのです。どちらも失敗に終わり、生き延びることができたのは、神様が守ってくれたおかげでしょう。苦労が絶えない暮らしの中で私を支え続けてくれたのが、Bahoという言葉なのです」

Baho Coffee 創業者の、品質へのコミットメント

「私たちはコーヒーと一緒に、ルワンダという国を売り込んでいるのです。国内のコーヒー業界におけるスペシャルティの市場シェアは、2010年頃の10%から50%まで上昇するとともに、ルワンダは『品質の高いコーヒーの生産国』という認知が広がりつつあります。

私自身、この変化を推し進めるひとりでいたいのです。将来、すべてのロースターやインポーターがスペシャルティコーヒーを注文したいときに、東アフリカで一番最初に選ぶ存在になることがBahoの目標です」

ルワンダに限らず、ブルンジやコンゴのコーヒーに見られる共通のディフェクト(欠点豆)としてよく知られているのが、ポテトディフェクトだ。生豆を焙煎した際、生のジャガイモのような香りが、スペシャルティコーヒーの繊細なフレーバーをかき消してしまうという問題がある。

「私たちは収穫から輸出まで、品質管理を徹底しているので、ポテトディフェクトが現れるリスクを大幅に軽減できています。もし、ポテトディフェクトが問題になるようであれば、私たちが責任を持って、一緒に解決策を見つけ出すことをお約束します」

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