タイから、スリさんのコーヒー到着しました!

タイ クンラオ Sri(スリ)さんのコーヒー

以前はスリさんのロットは家族ロットに含まれ、他のコーヒーと混ぜて輸出されていました。しかし、収穫期にカッピングを行った際、彼女のコーヒーが家族ロットの中でも際立っていると感じました。そのため、2024年から彼女のコーヒーを単独のマイクロロットとして分けて販売しています。チェリーの状態で48時間嫌気性発酵、その後果肉除去、水洗、ソーキング(水に浸ける)を行います。自作の乾燥用ドームの中で14日間除湿器を使用しながら常に空気を対流させ乾燥させてできたロットです。

華やかな香りとともにブラックベリーの果実感とプルーンの柔らかな甘みを感じ、ジューシーでみずみずしい口当たりが楽しめます。シティロースト(中煎り)では、深みのあるコクに黒糖のような甘みが伴います。

※こちらのコーヒーはマイクロロットの非常に希少な限定品で30kg無くなり次第終売となります。

推奨焙煎度:ハイロースト(浅煎り)

品種チェンマイ
精製アナエロビックウォッシュ
地域チェンライ県ウィエンパパオ地区クンラオ村
標高1,100-1,300m
価格焙煎後100g 1,300円、焙煎後200g 2,470円

Khun Lao Chiang Rai クンラオ チェンライ

チェンライ南西端にあるウィエン・パ・パオという地区。クンラオ村は大道路からすぐの集落で、各地からアクセスしやすい地域のため、タイ国内のロースターから人気のエリアです。伝統的なお茶畑が有名で、最近ではお茶の発酵方法を利用したユニークな精製方法を編み出しています。お茶はこの地域の主要な換金作物。集落の多くの方の軒先でもコーヒーを乾燥させており、農園以外の道中にもコーヒーノキが点在しています。標高はさほど高くないものの、地面は水分をしっかり含んでおり冷涼な空気が流れるため、寒暖差が生まれやすくコーヒーはしっかりとした甘さが特徴です。

タイコーヒーの歴史

アラビカ種の栽培は1970年代初頭に始まり、80年代には農業として確立しました。かつてタイ北部はゴールデントライアングルの一角として、ケシ栽培が盛んでした。しかし麻薬の原料となるケシが地元住民の健康に害を及ぼすなど深刻を極めたため、当時の国王は麻薬の撲滅を始動してケシの代わりにコーヒーや果物の栽培を推奨しました。これが「ケシ栽培撲滅ロイヤルプロジェクト」です。

希少性の高いタイコーヒー

平均年齢が38歳と若くめざましい発展を遂げているタイ。
中米などコーヒー生産国として長い歴史をもつ産地では農園主の高齢化や跡継ぎ不足が問
題になっているなか、タイでは若い世代がコーヒー栽培を始めています。彼らの特徴は、
世界の消費国や生産国のトレンドや動きを捉え、自分たちのコーヒー栽培にすぐ取り込む
柔軟さです。栽培からはじまり全ての工程をこだわり抜いた生産量1トンにも満たない「超
マイクロロット」は、品質も高くメジャーな国にも引けを取りません。しかしタイのコー
ヒーは国内消費に回ることがほとんど。日本ではタイのコーヒーに興味があっても、その
ようなロットに出会う機会がほぼありません。今回ご紹介するコーヒーは、そんな新進気鋭の生産者たちが手がける高品質なマイクロロットで、無くなり次第終了の限定販売品です。

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